リトアニアの首都・ヴィリニュスは国内の東部で少し南に位置しています。
西部にはバルト海に面したクライペダという港町がありますが、
西部以外の都市は全て内陸。
水の景色を楽しむには、湖へ行くのが手っ取り早いリゾート満喫方法なのです。
ヴィリニュスから最も近い湖畔は、Trakai(トラカイ)。
ここはまさに、絵に描いたような美しい湖の風景が楽しめるところ。
ヴィリニュスに住む人たちにとって、
トラカイは手軽に行ける休暇スポットというわけです。
晴れの日を狙って、早起きをして朝からトラカイへ出かけることにしました。
ヴィリニュスからトラカイまでは、バスか鉄道、どちらでもアクセス可能です。
鉄道よりも本数が多いと聞いたので、バスで向かうことにしました。
ヴィリニュス駅前のバスターミナルでは、各方面へ向かう大型バスが行き交います。
私のリトアニア滞在が始まったのも、ここがスタート地点。
プラハから乗ってきたLux Expressのバスも停車していました。
トラカイまでは近距離なので、切符売り場ではなく
バスの運転手のおじさんから直接チケットを買います。
もちろん現金オンリーなので、必ず小銭を持っておくことが大事。
ユーロ圏で小銭入れは必須です!
お財布を二つ持ちしてお札と分けておくことで、安全対策にもなります。
出発時間の5分前、
やってきたミニバンは思っていたよりも小さく、収容人数が気になります。
いざバスに乗り込むと右側に1人席が4つ、左側に2列シートが5つという具合。
そうこうしている間に時間通りバスは出発。
予約制ではないので、
その時に乗れなかった人は次の便を待つというのが暗黙のルールです。
トラカイ行きは1時間に1本は出ているので、次を待つのもそれほど苦ではないでしょう。
トラカイまでへ向かう途中、2度ほどバスが停車して乗客を拾っていきます。
途中乗車してくる人たちはみな、立ち乗りにも慣れた様子。
こんなところで降りるの?というバス停すらない道路の途中で降りて行きました。
これがこちらの人たちのルールなんですね。
車窓の景色は徐々に緑が濃くなっていきます。
そろそろ湖が見えてくるかなとワクワクしていると、さっと辺りが森に囲まれました。
しばらくして、バスはトラカイの小さなバスターミナルに到着しました。
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