2016年8月28日日曜日

お皿に盛るだけの満足ごはん

食事はフレッシュな野菜とパンに少しだけお肉があれば満足です。

レストランで食べると量が多すぎて食べきれず、いつも悔しい思いをします。
それにやたらとサイドに盛られた芋の量が多い。
スーパーでお惣菜を買って済ませる方が気が楽だし、もちろん節約になります。


連泊の初日なので食材を一気に買い込みます。

最初に泊まった部屋のキッチンはコンロがなく電子レンジのみ。
レンチンのお惣菜は食べられます。


<滞在初日のお買い物リスト> 左の上段から
・牛乳
・バナナジュース
・ドレッシング
・シリアル
・マンゴー入りヨーグルト
・スイートコーン缶詰
・コーヒーミックス
・キビナイ
・たまごサラダ
・バター
・パン
・ルッコラ

6泊なので、例えば朝と夜は宿で食事をすれば
飲み物やドレッシング、パンが多くても消化できます。
いつもは卵を買いますが、キッチンの事情で今回はパス。

毎日食べるサラダやおかずはその都度買い足す感じで
ほぼ毎日スーパーに通ってました。

バターは旅行中選ぶのに苦労し続けました。最終的には勘です(笑)。



この日は「キビナイ Kibinai」というリトアニアの名物料理をメインにして
あとはサラダを盛り付ける。バターとパンは好きなだけ。
立派なワンプレートの出来上がりです。

食後のデザートはヨーグルトとコーヒー。

キビナイは本来のものよりもやけに皮が分厚く
中の餡も適当な感じでしたが(笑)味は悪くありませんでした。

2016年8月27日土曜日

リトアニアのスーパー

リトアニアには、iki、MAXIMA、Rimiと、三つのスーパーがあります。

街中にはikiかRimiのどちらかが多く、MAXIMAは郊外に多い。
立地によって店の規模が異なるため品揃えもマチマチです。

スーパーの営業時間が日本より短めなうえ、
コンビニというものが存在しないので、
まず初めに宿から一番近いスーパーを確認しました。

写り込んでてすいません...

ウジュピスにある「iki」は営業時間が長めで助かりました。

大抵扉にこんな風に書いてあります。

Ⅰ- Ⅴ = 月〜金
Ⅵ - Ⅶ =土日


ただしこのikiは規模が小さくてコンビニ並み。
一応野菜から日用品まで広く取り扱っているものの、選択肢は少なめです。
それでも数日なら十分といったところでしょうか。

乳製品コーナーは充実。ヤギのバターもこちらでは珍しくありません。


ビオ系も思ったより種類が豊富でした。需要がある証拠ですね。

日本だと健康食品は価格がグンと上がりますが
ヨーロッパではビオ商品だからといって大きな価格差はなく、
数10セント程度です。それなら体にいいものを選びますよね。

海外のスーパーはパッケージを見るだけでもワクワクします。
デザインが異様にかわいかったりすると
食べられないものでもつい欲しくなってしまいます。

ヴィリニュスの宿

ヴィリニュスでは6泊7日の滞在です。
面倒くさがりなので、どこの国でも連泊がお決まりのコース。

連泊すると自分の居心地のいい場所や時間帯を見つけて、
3日目くらいで暮らしのリズムが掴めてきます。
そうするとだんだん自分がその街に馴染んでくる気がするのです。


初日は迷いかけた道だって、2度も往復すれば完璧。
そのうち地図を見なくても方向がわかるようになってきます。

ホステルフィラレタイ Hostel Filaretai


ウジュピス地区のホステル フィラレタイで女性専用のドミトリーを予約しました。
最初の3日間は広い部屋が空いているからと
ゲストハウス本館の隣にある離れの二人部屋に案内されました。


初日の同室さんはポーランドの女の子。
きっとまだ18かそこらの溌剌としたお嬢さん。
「いとこと一緒だけど彼女はお金がないからソファで寝るの」と
連れの子はソファで荷物を広げていました。
二人ともバックパッカーでバルトを旅するのだそうです。
鍋で洗濯してて面白かった(笑)


二日目は一人。隣の部屋には一人でやってきたポーランドの男の子。
窓際でお茶を飲みながら、何も言わずに二人でぼーっと窓の外を眺めたり
ポツリポツリとお互いに不慣れな英単語で会話をしたり。
芸術肌の不思議な感じのする子でした。
きっとミュージシャンだな・・・と勝手に解釈。


三日目は0時を過ぎようかという遅い時間、ちょっと怪しげな女の子が同室に。
挨拶しても何も言わず、深夜になってようやく静かに寝てたけど
ちょっと危ない雰囲気(ドラッグ系)のする子で、
ドキドキしながら夜を過ごしました(笑)。
何も起こらなかったので一安心。ふう。


四日目からは本館のドミトリーに移動。
2段ベッド3つの6人部屋でしたが、共有スペースが広い部屋でした。
毎日宿泊客が入れ替わり立ち替わり。
部屋が埋まることはなく、ほとんど2人で使う感じでゆったり過ごせました。


Hostel Filaretai
旧市街中心部からは少し距離がありますが、スタッフは皆愛想が良くて親切なのがウリ。
ちょっと暗い道でも問題なし。という方なら女一人でも余裕です。
ヴィリニュス駅前から宿そばのバス停まで移動すると楽チン。所要時間は10分ほど。

キッチンが自由に使えますが、食材やドリンクは自分で用意。
ドミトリー部屋のある本館1階にキッチンとダイニングスペース、
女性専用のトイレとシャワー室があります。
洗濯は有料、リネンとタオル付、ドライヤーはリクエスト(Free)

2016年8月26日金曜日

夏至前の明るい夜



この頃は夏至前だったので、夕方になっても全く日が落ちる気配がありません。
22時を過ぎてようやく夕方っぽい空になる感じ。
23時から0時にかけてだんだんと暗くなっていきます。
冬になると日照時間はかなり短くなってしまうのだとか。

まだまだ明るいので夕方から散歩をしても平気なのですが、
丸一日の移動で疲れがたまっていたので、
早めに散歩を切り上げて帰ることにしました。


しかし20時前の旧市街はまだまだ人通りがあります。
学校帰りの学生がベンチでおしゃべりしていたり、
カメラを持った観光客も散策を続けるようです。


日が長いと朝早くから夜遅くまで観光が楽しめるので、

この時期のバルトはベストシーズンだと思います。

毎日見惚れた聖アンナ教会

St. Anne’s Church(Šv. Onos bažnyčia)


ウジュピス入り口の橋を渡ると3つの教会が見えてきます。
シンプルなロシア正教の前を通り過ぎると、
聖アンナ教会と、その後ろにくっついているベルナルディン教会が現れます。


この聖アンナ教会のまぁ美しいこと!!
赤みの強いレンガの色、建物はまるで炎が燃えるように、上へ上へと伸びています。
炎の印象から縄文時代の火焔土器が浮かびました。
レンガで作られているとは思えないほど、有機的な曲線を描いています。

火焔土器!と思ったのはやはりその通りで、
フランボワイアン(火焔)様式という建築法だそうです。
構造のためというより、ひたむきに装飾に愛情を注いでますね。


聖アンナ教会が躍動的に見えるのは、
33種類もの異なる形のレンガを使用しているから。
レンガをよーく見ると素材感、微妙な色の差、目地の分量も違っています。
細かな窓枠部分の装飾にもきっと緻密な計算をしているんでしょうね。
なんせキレイ!かっこいい!


かつてナポレオンがこの地を訪れた際、聖アンナ教会を見て
「手のひらに乗せてパリに持って帰りたい!」と言ったそうです。
わかるわかる。ヒョイっとつまんでポッケに入れて持ち帰りたい。


旧市街への通り道にあるので、毎日行きと帰りに聖アンナ教会を眺める日々でした。
何度見ても全く飽きません。こんなに美しいものと暮らしてるなんて。
ヴィリニュス在住の皆さんが羨ましいです。

ウジュピスの橋を渡って聖アンナ教会へと続く小径も気に入りました。
ちょうど緑が映える季節だったので、
川のせせらぎを聞きながら歩くのが気持ちが良かったです。


聖アンナ教会 St. Anne’s Church(Šv. Onos bažnyčia)
Maironio g. 8-1, LT-01124 Vilnius
5~9月 11:00~18:00 10~4月 17:00~19:00 月曜休

2016年8月25日木曜日

プラハからバスに乗ってヴィリニュスまで

Lithuania(Lietuvos Respublika)


リトアニアは縦に3つ並んだバルト3国の中で、最も南に位置しています。
西側の一部は海に面していますが、イメージ的にはほぼ内陸という感じ。

そして西からロシア、ポーランド、ベラルーシ、ラトビアと隣接しています。
リトアニアの首都・ヴィリニュスはベラルーシ寄りの東側。



長距離バスに乗ってVilniusへ




ヴィリニュスまでの旅路は、プラハから長距離バスに乗り約一日かけての移動でした。
17時にプラハを発ち、ポーランドの首都ワルシャワに着いたのは朝5時25分。
そこで一時間ほどの待機時間があり、再びバスを乗り換えヴィリニュスまで。
プラハとヴィリニュスでは時差があるので、途中で時間の感覚が少し変になりました。

ヴィリニュスに到着したのは16時頃。
宿で荷物を降ろしてから少しだけ街を散歩することにしました。

旧市街とウジュピス


ヴィリニュスの旧市街は1994年にユネスコの世界遺産に登録されています。
ケディミナス城のある丘の麓には、街の中心である白亜の大聖堂と王宮があります。
大聖堂前から西に伸びるケディミナス大通りと、
南に伸びるピリエス通りが目抜通りです。


丘の北には大きなネリス川が流れ、街の南に向かって
ヴィリニャ川という支流が、旧市街を包むようにゆったり蛇行しています。


宿泊していた宿は、旧市街の外側にあるウジュピスというエリアの隅っこ。
グルンと弧を描くヴィリニャ川の東にあります。


橋を渡ってウジュピスエリアに行くため、国境を越えている気分になります。
実際このウジュピスは、ウジュピス共和国として独立宣言した場所なのだとか。

ウジュピスについてはまた後ほどお話ししましょう。

バルト3国に行こう

こんにちは、Lizhiです。

新しくブログを立ち上げました。
先日行ってきたひと月の旅の記憶をお話したいと思います。

長いお話になりそうですが、お付き合いください。


旅のきっかけは特集記事

かれこれ3年ほど前から温めていた計画、それはバルト3国への旅行でした。

なぜにバルト3国?!

とても単純ですが、某雑誌での特集を見たのがきっかけでした。


バルト3国は日本で話題になることがあまり多くはありません。
ここ数年で掲載された媒体を見ると、現地の民芸品に着目することが多いようです。

その理由は、エストニア、ラトビア、リトアニアそれぞれの国で
刺繍や編み物、木工、鉄細工など、様々な伝統工芸が受け継がれているから。


このところ日用品など生活に根ざした工芸の美しさや

民藝にまつわるデザインが見直されている、
その人気の煽りを受けてのことでしょう。


心惹かれた街並み



その雑誌の読者層はハイクオリティを求める現代的な趣向を持つ人。
自分にとっては、一つも現実的ではないなと羨望の眼差しで見ていました。
でもなぜかこの号はインパクトがあり、頭を離れませんでした。

雑誌や本は買ってしまったら満足して終わり、ということが多いですが
このバルト号はいつでも見える位置に置いてあり、何度も見返していました。

でもやっぱりそこは遠い国。
最初はバルト3国がどこにあるのかもよくわからないほどでした。

行くためには時間もお金もかかってしまう。
それでもいつか行ってみたい。

そう思って2年が過ぎ、現地のことを少しづつ調べながら、
1年前から本格的に旅の計画を詰めていきました。

そんな旅の始まりです。
さて、次はどこからお話ししましょう。