2016年12月26日月曜日

ヴィリニュスの青空市で見つけた琥珀のピアス


そろそろお土産を探そう。
美術館が開くまで時間があったので、青空市でお買い物をすることにしました。
私が狙っていたのはアクセサリー類です。

リトアニアは琥珀の産地として有名で、土産物店には琥珀がたくさん並んでいます。
琥珀は英語ではamberアンバーですが、リトアニアでは琥珀のことをGintaras(ジンタラス)と呼びます。
街ではAmber、Gintarasの看板を掲げる琥珀の専門店をよく目にします。
青空市にも琥珀グッズがたくさん並んでいました。

古着を着ていた頃、琥珀のアンティークアクセサリーを見つけるとつい買ってました。
小さい時から恐竜が好きだったせいか、琥珀には憧れがあります。

そして見つけたのがこちら。
プレゼント用に二つ。自分用に二つ。

大きいのは松ぼっくり、バラ。
プチっと小さいのと、スクエア型。
それぞれ光り方や質感が違っています。
同じお店ではなく、色々なお店で集めてきました。

売り子をしているおばあちゃんやおじちゃんが作ってると思うと愛しさ倍増です。
手作り感いっぱいのアクセサリーたち。

プレゼントした友達も喜んでくれて嬉しかったです。

ヴィリニュスの青空市



ヴィリニュス滞在数日目のとある日、美術館に行くついでに朝からお散歩。
ここはピリエス通りをまっすぐ進んだ先のディジョイ通り。
ピリエス通りは、大聖堂広場から始まり、途中でディジョイ通りと名前を変えて、
最後は夜明けの門通りとさらに名前が変わります。
境界線はどこなんでしょう?!

そのディジョイ通りの建物前と、斜め向かいにあるロシア正教の教会前あたりまで
土産物店がずらっと並ぶ青空市が立っていました。


やはりロシア文化の影響が濃いので、マトリョーシカは定番!
他には木のおもちゃや食器、そしてバルト各国といえばミトンも名物です。
どのお店にもカラフルなミトンがありました。

写真を見てお分かりの通り、この日は夏場でしたが朝から寒い日で
上着を羽織ってきたものの、それだけでは寒くてブルブル。。
おまけにパラパラと雨が降ってきたので、
最終的には手がかじかんでしまうくらい気温が一気に下がってしまいました。
これぞ北の国です。

夏も冬も関係なく、リトアニアでは一年中ミトンやニット製品を売っていますが
この日は特に売れたのではないでしょうか。
思い出しただけでも寒くなる。。

まだ朝早かったからか、お客さんはパラパラ。

でもここは屋根の下なのでじっくり品物を見ることができました。

ヴィリニュス 迷子になりたい路地


ヴィリニュスの大きな通りは大聖堂広場から伸びるゲディミナス通りと、ピリエス通りが有名。
先ほどのニットの木から右側へ進むとベルナルディ通り、
左側へ行くとミコロ通り、もう少し先には文学アートで有名なリテラトゥ通りがあります。
どの通りも”ただの道”ならぬ魅力があります。

路地というのはどの国でも、何か心を惹かれてやまない魅力がありますが
それはまたヴィリニュスでも同じ。特に美しい通りが多いかもしれません。
なにせ旧市街全体が世界遺産に指定されているほどですから。

歩いているときはそんなことは気にもとめないのですが、
ある特定の建物ではなく街の全てが”遺産”であるというのは、
まるで”遺産”という大きなドームの中に入っているような気分になります。
自分は今遺産の中にいるんだと思うとなんだか不思議。

ここはヴィリニュス大学近くの路地です。
上を見上げたり、道の先の出口を見つめたり。
なんの変哲もない通りでも歩くだけで楽しいのが旅の醍醐味というもの。

ヴィリニュスの旧市街は広くはないので、たとえ迷子になっても
そのまま歩いていれば見たことのある通りに必ず連れて行ってくれます。


どこかしこに落書きがあるのは残念ではありますが、それも一つの風景ということで。

ヴィリニュスで出会ったカラフルニットに包まれた木


聖アンナ教会のちょうど目の前に、かわいらしいニットに包まれた木があります。
いろんな色の毛糸でかぎ針編みされたニットでぐるりと。
中にはどことなく木の幹に馴染んでいる部分もあります。

子供の頃から、片手でひょいひょい編めるかぎ針編みがお気に入りでした。
金色のかぎ針もなんだかかっこいいし。
かぎ針で毛糸をすくって、針をクルンとさせては毛糸をすくう。
そのかぎ針を引っ掛けていく動き方が好きなのです。

編み物って自分で手を動かしているにもかかわらず
体がそのリズムに慣れてくると、いつのまにか自然に手が動いて勝手に編み進めている。
主動的なのに、いつの間にか受け身になっているような気分になります。

この奥に見えている建物はヴィリニュスにいくつか店舗を構えるリネン屋さん。
リトアニアもラトビアもエストニアもリネンが名産なので、
どこに行っても必ずリネン屋さんを見つけることができます。