2016年8月26日金曜日

毎日見惚れた聖アンナ教会

St. Anne’s Church(Šv. Onos bažnyčia)


ウジュピス入り口の橋を渡ると3つの教会が見えてきます。
シンプルなロシア正教の前を通り過ぎると、
聖アンナ教会と、その後ろにくっついているベルナルディン教会が現れます。


この聖アンナ教会のまぁ美しいこと!!
赤みの強いレンガの色、建物はまるで炎が燃えるように、上へ上へと伸びています。
炎の印象から縄文時代の火焔土器が浮かびました。
レンガで作られているとは思えないほど、有機的な曲線を描いています。

火焔土器!と思ったのはやはりその通りで、
フランボワイアン(火焔)様式という建築法だそうです。
構造のためというより、ひたむきに装飾に愛情を注いでますね。


聖アンナ教会が躍動的に見えるのは、
33種類もの異なる形のレンガを使用しているから。
レンガをよーく見ると素材感、微妙な色の差、目地の分量も違っています。
細かな窓枠部分の装飾にもきっと緻密な計算をしているんでしょうね。
なんせキレイ!かっこいい!


かつてナポレオンがこの地を訪れた際、聖アンナ教会を見て
「手のひらに乗せてパリに持って帰りたい!」と言ったそうです。
わかるわかる。ヒョイっとつまんでポッケに入れて持ち帰りたい。


旧市街への通り道にあるので、毎日行きと帰りに聖アンナ教会を眺める日々でした。
何度見ても全く飽きません。こんなに美しいものと暮らしてるなんて。
ヴィリニュス在住の皆さんが羨ましいです。

ウジュピスの橋を渡って聖アンナ教会へと続く小径も気に入りました。
ちょうど緑が映える季節だったので、
川のせせらぎを聞きながら歩くのが気持ちが良かったです。


聖アンナ教会 St. Anne’s Church(Šv. Onos bažnyčia)
Maironio g. 8-1, LT-01124 Vilnius
5~9月 11:00~18:00 10~4月 17:00~19:00 月曜休

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