2017年2月6日月曜日

おばあちゃんのお店 ”Brone Daskeviciene”でリトアニアの伝統織物を買う




以前ご紹介したCozyを出てスティクリュ通りへと進むと、
ガウノ通りの角に有名なカフェPONIU LAIME(ポニュ・ライメ)があります。
さらにその少し先のジドゥ通りの建物に目を向けると、なにやらかわいらしい窓が。

何屋さんかしらと思えば、ここは理容室。
上を見上げると、色褪せてもう動かなくなった赤と青と白のあの看板が付いていました。
窓の外からお店をのぞいてみると、厳格そうな理容師のおじさんがイメージ通りの白衣を着てちょきちょきカット中。

同じ建物だからか理容室のお隣にも窓の装飾は続いていました。
近づいてみると看板がありません。でも入り口には素敵な色の織物が飾られています。


「Lana diena(こんにちは)」一声かけて店内に入ると、
壁一面に飾られた色とりどりの織物の数々。とってもきれい!
足元の椅子には、ブックマークサイズの織物がたくさんカゴに入っていました。


右手の部屋からはラジオと機織りの音。
ガシャンバタンというあの音ではなく、機織り機はまるで楽器のような音を奏でています。
おばあちゃんが緯糸を通して、奥から手前に筬(おさ)を引いてトンっと糸を締める。
その時。しゃりんと鈴のような音がして、なに?!と思ったら
機織り機の上部にぶら下がる板が引っ張られると、シャリンと音を立てるのでした。


リトアニアの機織り機、構造はシンプルに見えましたが、使い込まれている機械自体がとにかく美しい。
おばあちゃんの手が動くたびに歯車が回って糸が進み、少しづつ少しづづ織り進められる。
機械が大好きなので、その様子にしばしうっとり。

我に返り、おばあちゃんにお願いして写真を撮らせてもらいました。


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