2017年1月7日土曜日

道案内は彼女にお任せ


ぶらぶらとヴィリニュスの街を散歩していたら、
青いスカートと白いタイツ、真っ赤な髪の女の子がこちらに向かってきました。

足取りがなんとも楽しそうで、おしゃれなカワイイ子だなぁと思っていたら、
道の反対側から男性がやってきて、歩く彼女を呼び止めて道を尋ねています。

彼女は彼の持っている地図を見ながら丁寧に説明をして、二人は笑顔で別れました。
凸凹な二人の姿が愛らしくて、ほんの小さな親切にキュンとしました。


一年に何度かソウルに行くのですが、現地を歩いていると必ず道を聞かれます。

地下鉄のホームに立ってると
「ここに行きたいんだけど、この路線であってる?」と聞かれたり。
道で突然「何年かぶりで道を覚えてないの。こっちで合ってる?」とか。

日本人ならまず何人か見極めるし、
相当困った時でないと道ゆく人に質問しないですよね。
不審がられるし。断られるのが嫌だから、聞かない。

いつもしっかり調べた上で出かけるのですが、
住所を持っていても、グーグルマップが使えても、やっぱり道に迷うことがあります。
その度に韓国現地の方々に助けてもらいました。
だからお返しに日本で困ってる海外の方を見た時は、すぐに声をかけるようにしています。

本来は日常であっても、深く考えずに誰にでもものを尋ねていいはず。
人に聞くのは恥ずかしいことではなくて、
むしろ知っているフリをしている方が後でバカをみる。
でもそれは思った以上に難しくて。
大人になってから変に悪い癖になってしまった気がします。

コミュニケーション。横文字にすると急に構えてしまうけど
言葉がわからなくても、困っていることは伝わるものです。

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